ニュアンスカラーと人生について

昔からニュアンスカラーが好きみたいだ。

「みたいだ」と言うのは、気づけばいつも同じような色を選んでいるから。

スモーキーピンク、ライラック、ローズブラウンなどに直感的に惹かれてしまうらしく、ファッションやインテリアのファブリックにこの色が多い。

そんな感覚だから、人生も曖昧なんだろうか。

最近他人に指摘された、計画性が無いという言葉。図星なだけに、何度も反芻しては落ち込むこの頃。

決断する時は慎重で、どこか逃げ道も残したくなるような、優柔不断な性格。よく言えば優しいのかもしれないけど。

この先どこへ向かえば良いのか、明確な目標が見つからないまま、ただ流れに従うだけの日々があっという間に過ぎていく。

成功とは、目的地まで最短距離で到達すること。そんな風に計画的、効率的に人生を進めていける人が羨ましい。

目的地が分からなければ、たどり着くことができない。当たり前のことなのに、未だにふらふらと彷徨う自分。

不惑の40歳は目前なのに、家庭も、誇れるキャリアもない。決して頑張らなかった訳じゃない。寧ろ突っ走って来た方だ。それでも、確かな何かをまだ手にしていない。

何者でもない自分が、このまま続くのだろうか。時々、世間から取り残されたような寂しさと将来への不安がない混ぜになって押し寄せてくる。

すべてが計画通りなら、私はとっくに結婚して子供もいて、夢も叶えて幸せに暮らしているはず。でも現実はそうはいかない。

思い通りの人生を手にするためには、もっと戦略的に、割り切って生きていくべきなのだろう。


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