さよなら平成
結婚とは、ともに人生を歩んでいくこと。
ふとそんなメッセージが浮かんだ。
年収とかセレブな生活とかよりも、
いかにお互いを信頼し協力し合えるか。
天皇皇后両陛下の軌跡をテレビで振り返って、そう思った。
本当に神々しいお方達。
ご自分の使命を、最後まで凛として果たされた。戦争のない時代を紡ぐため、全身全霊で尽くされた。
その姿に国民の多くは心を動かされ、癒され、そして脱帽した。
美智子様が戦時中、心に刻んでいたという、
新美南吉のでんでんむしのかなしみ。
人生は悲しみや苦しみの方が多いかもしれない。それを避けることもできない。
みんな、試練を受け止めながら生きている。
平成を一言で表すなら、受難の時代。
多くの日本人が、度重なる自然災害やバブル崩壊後の景気低迷を思い浮かべる。
長く暗いトンネルを進み、先の見えない苦しい時代を耐えてきた。
格差社会、大震災による喪失を経て、経済的な成功よりも、寄り添い支え合う仲間や家族の存在こそが幸せだと、人々が気付き始めた時代。
その一方で、グローバル化やスマートフォン・SNSの台頭により、世界は瞬く間に便利で身近になった。
他人とつながること、個性を表現することに価値を見出す若者達。
総じて平和で楽しかったと、平成生まれの人々は言う。
ありがとう平成。
さよなら平成。
次の時代も輝かしい未来になりますように。
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