手放すということ

平成最後の…という枕詞でメディアが騒ぎ立てている中、10連休は家の片付けと断捨離を進めている。一つの時代に区切りをつける意味でも、よいタイミング。

都心の狭い部屋という事情柄、日頃からまめに物を捨てているつもりだけど、やっぱり増えてしまうのは本の山。

所定の場所はあれど、ちょこちょこ手に取って読んでは置きっ放しにしているので、気づけば部屋のあちこちに散乱している。

先日のNHKスペシャルでも特集していた、近藤真理子さんのこんまりメソッドに倣って、まずは持っている本を全部床に出す。

いつものステップだが、何度やっても本を捨てるのは難しい。

もういらないと思って捨てた後、また読みたくなって買い直したこと、一度や二度ならず…

服やモノを捨てるのは得意だけど、本だけはすぐに増えてしまって、ちょっとした悩みの種でもある。
本というのはその時の自分にとって必要な言葉との出会いであり、読むたびに再発見があり、大事なことを思い出させてくれるので、簡単には捨てられない。

今回も、リサイクル用の段ボールに詰めた本を、何となく開いてみたら、その通り!と思えるフレーズをいくつか見つけた。

例えば「Keiko的 月の浄化術」から、
  • 手放すというのは失うことではなく、よりよいものを受け取るために「一時的にスペースを作る」ということ。
  • 宇宙には「空いたスペースを埋めようとする性質」がある
  • 執着やイヤな思い出をを手放すためには「自分の波動を上げる」しかない

手放してから半年、
怒り、恨み、嫉妬、荒ぶる感情を捨て去る努力と行動を続け、前だけを向いて自分に集中した。

その結果、空いたスペースに新しい恋が舞い込んできた♡そしてそれは、私が望んでいた以上に素晴らしい出会い。

仕事は周りの圧力や大きな失敗もあったけど、ピンチをチャンスと捉えて邁進したり、海外希望を出したりするうちに、給与アップ、海外出張があっさり叶った♪

これも当たり前ではない、奇跡のようなことなんだって、今は感謝できる。

転機となったのはフランス旅行。
久々の海外、それも念願のパリに行けたことが楽しくて楽しくて、一気に1,000倍くらい波動が上がったんだと思う。

帰国してからは、色んな人に顔が明るくなったと言われるし、すべてがトントン拍子に進んでいくのを感じる。

波動がワンランクアップしたから、過去を過去としてようやく捨て去ることができる。
一人でも楽しいから、同じ波動の人を引き寄せられる。

過去には戻らない。
なぜなら、私は私が一番大事だから

こうして本棚を整理すると、自分が何に悩んでいるのかが客観的な視点で分かる。
不思議だけど、そこに「ときめきの魔法」があるのだろう。

まさに片付けは自分との対話。

過去の私が学ばなきゃいけなかったのは、自分を大切にするということ。
あらゆる本にその言葉が載っていて、それは天からのサインなのだと思った。

そして、今の私が探している答えは、自分とは何か、天職は何かということ。
いくつもの本のタイトルに、本当の自分、ありのまま、それでいい、好きな仕事、やりたい仕事、といったキーワードがあることに気づく。1冊ごとに買うときは無意識でも、こうして集まって見ると一目瞭然。

こんまりさんは、ものを捨てられない理由は過去への執着と、未来への不安の2つだと言った。

本が増えてしまうのは、間違いなく後者だろう。認められない自分、愛されない自分。
いつも何かが足りないと思っていて、その不足感を埋めるために膨大な数の本を読んだ。

そろそろ、ありのままの自分を愛して認めてあげていいと思う。

自分をより良くしようと、こんなにたくさん頑張ってきた自分を褒めてあげよう。

平成の最後を、そう締めくくりたい。








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