パリに到着

まずは記念に一枚。
なんてセクシーな佇まい。
10年ぶりにこの街を訪れた。

それは、夢を諦めて別の道を選んだ秋の頃。同時に大切な恋も終わらせていて、本当にゼロから再出発の時だった。

街の風景はもうすっかり忘れてしまっていたが、肌寒い4月の夜を歩きながら、変わらずそこにあるものの偉大さに感嘆する。

例えば老舗のカフェ。オペラ座界隈の鎮守として不動の存在感を築いている。
一方で、変わり行くものもある。

独自のカフェ文化を持ち、非商業主義と思われるパリの中心地にあって、スターバックスが2軒もできていた。

事前に知り合いから聞いていたものの、やっぱりちょっと違和感。

ただ、さすがはフランス、内装はオペラ座スペシャル。店員の愛想もお国流。

そう言えば、パリではお店でも挨拶が基本と聞いた。レジでもレストランでも、必ずbonjourと言わないと接客が冷たくなるそう。
パリはよそ者に冷たいし、決して媚びないけど、自分らしさという軸を持っている。

知性のある女性が評価されるし、
ミステリアスであるべきと言う。

それは私が普段、やや否定的な目線で言われることではないか。

飛行機の中で下調べをしていて、そのことにハッと気づいた。

日本では愛嬌とか笑顔とか、そういうものが女性らしさとして求められる風潮にあるけど、国が違えば全く逆の評価になる。

私は私であり、変える必要はないし、
これが私の魅力なんだと自信を持っていい。

誰のためでもない、自分の人生を生きる。

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